神奈川地域資料保全ネットワーク

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横浜市金沢区にて水損資料の初期対応を行いました(ご報告)

9月20日に、台風15号による高波で被災した、横浜市金沢区の工業団地にて水損資料の初期対応を行いました。

(経緯について)
神奈川資料ネット運営委員が、お世話になっている方のfacebook投稿を通して、
9月19日夕方に「2019年台風15号災害、横浜市金沢区工業団地を救う会」(主宰者は市原信行さま・一般社団法人やまと災害ボランティアネットワーク代表理事)の緊急会議が開催されることを知りました。
その会議の趣旨には「県内での災害被害に支援をしてくれる方々などの情報共有会」と書いてありました。

岡山史料ネットさんのご活動などを通して、災害ボランティアセンターに「資料を捨てないで」チラシを置いてもらうことが大切と伺っており、
また、金沢区の工業団地は町工場などが密集する地区のため、事業所等の運営にかかわる資料が被災によりやむを得ず廃棄される可能性もあると考え、
運営委員2名が緊急会議に参加しました。

救う会」のみなさんはとても好意的に受け入れてくださり、実際に水損資料が出ていることなどをお教えくださいました。
そこで、9月20日に工業団地に伺うことにしました。


(初期対応について)
20日は「救う会」の市原さまのご仲介により、工業団地にある会社に数社伺わせていただき、
また、事業所が加入されている協議会に、「資料を捨てないで」という趣旨のチラシの配布をお願いすることができました。
その中で、ある会社の方から、水損した資料の復旧についてのご要望をいただき、
初期乾燥の作業を行いました。
今後は、乾燥具合等を見ながら、ドライクリーニング等を行っていく予定です。


(報道について)
初期対応については、20日に「救う会」の取材をされていた、
神奈川新聞社の渡辺渉さまが、9月22日に「広がる支援の動き 台風被害の金沢区工業団地」の一部として記事にしてくださいました。


今回の初期対応は、市原さまをはじめ「救う会」のみなさまのご活動とお力添えなしにはあり得ませんでした。
深く敬意を表するとともに、心から感謝申し上げます。

また、この間、災害対応の支援をお申し出くださったみなさまに、改めて御礼申し上げます。